横浜南はり灸院は横浜市南区の鍼灸院|提携P有、日曜祝日診療|蒔田(まいた)駅 ①出口 1分|顔面神経麻痺から自律神経失調症、パーキンソンまで|1988年開業

台風接近で頭痛が起こるって?なぜ?

台風接近で頭痛が起こるって?なぜ?

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 台風が接近中や雨が降る前の片頭痛やめまいに悩んでいる人は結構います。気圧や温度、湿度の変化によるこうした体の不調は『気象病』と呼ばれています。

低気圧が近づくと、気圧の変化のため片頭痛がする。雨の日は古傷が痛む。気温が下がると、ぜんそくやリウマチの発作が起こりやすいなど。
また曇天や雨が続くと、『うつ』がひどくなったりもします。気象の変化が影響したとみられる不調は意外に多いです。脳血管疾患や心疾患、腰痛や関節痛のほか、首・肩こり更年期障害、などの症状が悪化する人もいます。

東洋医学では、自然界の気候を「風(ふう)・寒(かん)・暑(しょ)・湿(しつ)・燥(そう)・火(か)」の6種類の気候的要素[六気(ろくき)]に分けて、それらの過不足や時期外れの出現から、発病を促す6種類の邪気(じゃき)=[六淫(ろくいん)]となると考え、この六淫による病気には、必ず季節や気象が関係すると考えています。
台風接近はこのうち、風(ふう)・湿(しつ)の変化かもしれません。自然の気候現象が病の原因になると、はるか昔に定義していたとは東洋医学はすごいですね。

私は慢性頭痛の方には温度や気圧、頭痛のレベル、日々の出来事などを記録しておく「頭痛日記」を勧めています。3カ月ぐらい続けていると症状の出やすい状況を推測できるようになり、事前の予防対策を講じやすくなるからです。
天気予報を確認すれば、台風や雨といった変化を予想でき、片頭痛やめまいが起こりそうな場合、鍼灸の治療で発症のレベルを抑えることができます。

また低気圧で片頭痛が起きた場合、脳の血管が広がっていると考えられますので鍼灸治療で自律神経系に働きかけて正常な働きに近づけていくことで痛みの軽減が可能と思われます。

またマッサージで耳の血行をよくすると、痛みを回避しやすいとも考えられますので、ご自分で指で耳を軽くつまんで上下や横に動かしたり、回したりすることもおすすめしています。耳のマッサージを習慣にすると、頭痛やめまいが起きにくくなりますのでぜひお試しください。
自律神経は気分の落ち込みや体のだるさなど他の様々な症状にも関係しています。自律神経を整えることで、気象の変化の影響が少なくてすみます。十分な睡眠をとり、早寝早起きや朝日に当たる習慣を心掛け、適度な運動とバランスよい食生活を心がけてください。

季節の変わり目は自律神経の乱れが起こりやすいので体調不良の原因が分からない場合、気象の変化の影響を考えてみ病を治す東洋医学・鍼灸治療を一度試してみてはいかがでしょうか?

横浜南はり灸院  横浜市南区宮元町3-58-1

                      原口 博

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