横浜南はり灸院は横浜市南区の鍼灸院|提携P有、日曜祝日診療|蒔田(まいた)駅 ①出口 1分|顔面神経麻痺から自律神経失調症、パーキンソンまで|1988年開業

顔面神経麻痺と共同運動後遺症|横浜南はり灸院

顔面神経麻痺と共同運動後遺症|横浜南はり灸院

顔面神経麻痺と共同運動後遺症2022.9.9

顔面神経麻痺になると顔面の表情筋を動かせないので、長期にわたると痩せて筋萎縮を起こします。筋肉が痩せてしまうと、神経が回復しても動きが回復しません。完全麻痺になって表情筋委縮が進むと神経再建手術をしても顔の緊張は戻りません。

鍼灸の治療はこの筋萎縮を防ぎながら麻痺の回復を目指します。鍼の刺激というと顔にチクチクと刺激をするというイメージがありますが、
顔面神経麻痺の治療では髪の毛ほどの太さの細い鍼を使って、薄い表情筋のごく表面を感じないほどの刺激を優しく与える治療になります。

これは動かなくなった筋肉をほぐして堅くなるのを防ぐためと,筋肉に刺激を与えることによって萎縮することを防ぐためです。
顔の筋肉の運動がなくなると,筋肉の血流が悪くなります。鍼の優しい刺激は、血流を改善し、神経や筋肉に酸素と栄養分を行きわたらせて回復を促進します。
また暖めたタオルを麻痺した側の顔にあてて血液循環をよくしたり、お風呂に入ったときも麻痺した顔を暖めるようにもおすすめしています。

そして鍼灸の初期治療で顔の動きが戻り始めた時期からは、額にしわを寄せる,目を大きく開く,目を軽く閉じる,まばたきをする,イーと歯を見せる,口をへの字に曲げるなどの運動を、鏡を見ながら行います。しかし強く目を閉じたり,力一杯ほほをふくらませるなどは良くありませんので
鍼灸の治療の段階を見ながら慎重に始めていただきます。

発症から短い場合は鍼灸治療で順調に回復する場合が多いですが、麻痺から半年以上して目と口が一緒に動いてしまう病的共同運動を
発症してご相談を受けることも多いです。口をすぼめると目が閉じてしまうのが特徴的な症状です。神経が再生するときのエラーによって口元や目元のが意に反して動いてしまう現象です。口を動かすと目を閉じてしまう、目を動かすと口元がピクピクするなど、目と口が連動してうごく症状が多くみられます。

病院ではこの顔面神経麻痺の後遺症には、ボトックス注射を使って治療します。ボトックスには筋肉の動きを弱める効果があり、もともとは顔のけいれんや表情じわの治療に使われる薬です。こわばった筋肉やまちがってうごいている筋肉、まひのない側のうごきすぎている筋肉などに少量ずつボトックスを注射することで表情の左右差やゆがみを整えます。

鍼灸の治療は、そもそも薬を使う治療ではありませんので、このボトックス治療に並行して鍼灸をすることで効果を高めより回復を促進します。
顔面麻痺の後遺症の共同運動でお困りの方は、一度鍼灸の治療をご検討ください。

横浜南はり灸院

横浜市南区宮元町3-53 ビクトリービル1F

ご予約 045-721-2455

鍼灸師 原口 博

powered by HAIK 7.6.4
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional