鍼より効く?『お灸女子』出現!
鍼より効く?『お灸女子』出現!
スローライフの流行で「お灸女子」と呼ばれる方が増えているらしいです。
東京の銀座にもぐさのメーカーがお灸サロンを出店しているくらいですからびっくりです…。
お灸が効く秘密その①
お灸の原料は【もぐさ】です。そしてこの【もぐさ】はヨモギの葉の裏の白い産毛(うぶげ)から作られます。
ヨモギの葉は、あの美味しい「草団子」の緑色の材料です。
この【もぐさ】に含まれる成分が
①チネオール:燃やすと、お灸独特の香りを発し、リラックス効果があり、緊張した筋肉をほぐし、自律神経のバランスを整えてくれるのです。これぞ「元祖アロマ療法」ではないでしょうか?
②タンニン:炎症を抑えて肩こりなどに効果あり。
③テルペン等の成分になります。
そして、これらの成分が身体の上でもぐさを燃焼させることで、皮膚から浸透します。
つまりお灸は熱く感じるだけで効果があるわけではないところが重要です。
お灸が効く秘密 その②
お灸をするとすると身体は「アチッ、やけどしちゃったのかな?」
と感じてそれを治そうとしてインターフェロンやサイトカインという化学物質を放出します。
ここから身体の中で生化学的反応がはじまります。この反応で白血球が増えるので、
①免疫力が活性化し
②自律神経やホルモンが調整され
③血流も増加します。
④代謝を促す物質も増えるので、代謝がアップ→ダイエット効果
⑤鎮痛作用
⑥神経強壮作用
⑦去痰作用
⑧うっ血の除去作用
⑨筋肉の弛緩作用など、
こんなに多くの効果がお灸には期待できます。
お灸の効果は鍼よりすごい!
しかし、そうすると
「それだけなら鍼とほとんど効果は同じなのでは!?」
と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お灸が鍼以上の効果があるというその秘密は、
免疫力を上げるとして、最近注目され始めている『ヒートショックプロテイン(熱ショックタンパク質)』にあります。
メディアなどで42度のお風呂に週2回度程度入るという入浴法によって
身体を活性化させようという話を聞きますが、そうです!お灸でも活性化されるのです!
『ヒートショックプロテイン』は
①熱刺激
②ストレス刺激
③飢餓によっても活性化されます。
が、その中でも特に『熱刺激による作用』が最も大きいのではないか、と言われています。しかも、ストレスや飢餓よりも簡単に刺激を受け入れやすいのです。
傷ついた細胞を修復してくれる『ヒートショックプロテイン』
がん細胞内の『ヒートショックプロテイン』が増えると、NK(ナチュラルキラー)細胞が活発に働き、効率的に免疫力を上げてがんの活動を抑制してくれるという報告もあります。
またお灸の効果を最大限に活用するためには『やにが肌につく』ことで効果が増加されます。
それゆえに、台座を皮膚に付けてする間接灸:(せんねん灸)よりも
横浜南はり灸院で用いている『直接灸』のほうが、より効果が高いということになるのです。
最近では、はり灸の治療院でも『直接灸』をしない治療院があるのは、本当に残念です…。
また、当院では『直接灸』でもあとが残るようなことはございませんのでご安心ください。
冷え性、婦人病、痔、つわり、肩こり、腰痛、などからアレルギーまで、お灸は鍼と併用することでますます身体を活性化してゆくのです。
横浜南はり灸院
神奈川県横浜市南区宮元町3-53-101
予約☎ 045-721-2455