熱中症の予防対策のツボ
熱中症の予防対策のツボ
いよいよ熱中症にご注意というテレビのアナウンスが増えてきました。
鍼灸治療で、日ごろから自律神経を整え、体調を早く回復させることで熱中症になりにくい身体にするという、熱中症の予防に効果が期待されます。また、夏かぜ、夏バテ、暑さで睡眠不足、こんな方には、鍼やお灸で身体を整えていただく鍼灸の治療がお勧めです。
熱中症は急激な気温の上昇などが原因で自律神経の働きが狂い、体内の熱を発散させる機能が鈍ることで起こります。
そして高齢者、乳幼児、運動の習慣がない方、肥満の方、体調不良の方、日ごろ暑さになれていない方などは特に注意が必要ですし、利尿作用がある薬を服用している方も熱中症になりやすいので要注意です。
熱中症はその重症度によって症状や処置の方法に違いがあります。
・軽度:めまい・立ちくらみ・こむら返り・大量の汗=処置方法:すぐに涼しい場所に移動して身体を冷やす(特に首筋・脇・足の付け根を冷やすと効率的),水分・塩分を摂取する。
・中度:頭痛・吐き気・嘔吐・ぐったりする・体に力が入らない=処置方法:軽度の時と同様の処置方法で効果がない場合はすぐに病院へ。
・重度:呼びかけや刺激への反応がおかしい・けいれん・まっすぐ歩けない→すぐに救急車を!
軽度の場合、その症状に適したツボを刺激することで早期の回復が期待できます。
・人中(じんちゅう):鼻の下の溝の中心。人中には体内にこもった熱を外に発散しやすくする、また気付けの効果があります。人差し指で軽く押して刺激します。
・内関(ないかん):手首内側のしわから指2本分上の前腕の内側。はめまい・吐き気に効果があります。
・三陰交:足の内くるぶしの上指4本。東洋医学では腎、肝、脾の経絡が交わる重要なツボで身体全体をコントロールします。
- ツボの正確な位置は指で押す場合は、心地よい痛さまでにしてください。
梅雨の時期が一番自分の体から水分が奪われます。また、汗と一緒に塩分も奪われます。塩分摂取には適量の梅干しが一番です。一番水分の消費が激しい今だからこそ、暖かいお茶と少しの梅干が私の夏バテ、熱中症対策です。水分と塩分を少しずつ取る習慣をいまからお勧めします。
また日頃の運動で適度に汗をかくことも必要です。
横浜南はり灸院
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