横浜南はり灸院は横浜市南区の鍼灸院|提携P有、日曜祝日診療|蒔田(まいた)駅 ①出口 1分|顔面神経麻痺から自律神経失調症、パーキンソンまで|1988年開業

脳トレは認知症予防にならない⁉|横浜南はり灸院

脳トレは認知症予防にならない⁉|横浜南はり灸院

脳トレ 横浜南はり灸院

先日ある記事で脳トレは認知症の予防にはならないとの話を読みました。
私の母も90歳になり、せっせと脳トレをして認知症を予防しています。

記事によりますと、
近年、「脳トレ(脳力トレーニング)」と呼ばれるトレーニングが、脳に刺激を与え、ボケ防止に役立つということでブームになっています。
ただ「脳トレ」は残念ながら、認知症予防という観点からはほとんど無意味だということが言われてきています。たとえば言語を記憶する、問題解決能力を上げる、問題処理の能力を上げるというようなトレーニングをした場合、練習した課題のテストの点だけは上がるが、ほかの認知機能が必ずしも上がらないというのです。
つまり、与えられた課題のトレーニングにはなっても、脳全体のトレーニングにはまったくなっていないことが確認されたというのです。

では、いったいどうやって「頭を使う」といいのかとの答えは、人との会話だというのです。他人とのおしゃべりでは、自分の話したいことに対して相手から反応が返ってきますし、強制的に頭を働かせなくてはいけない場面が増えます。もちろん、仕事や家事も複数の知的作業をともなうので、「頭を使う」ことにつながります。「生涯現役」というスタンスも、有力な脳のトレーニング法となると言います。

また、認知症が発見されると、周囲が先回りして外出や仕事などいろいろなことをやめさせてしまうことが多いのですが、
「この仕事、この家事は、もうできなくなったからやめさせる」ではなく
「この家事は、まだできるからしばらくは続けさせよう」
という前向きな判断が家族には求められると思います。

私の父は88歳で認知症と歩行困難で老人介護施設に入所しました。
入所前には、毎日テレビが話し相手で家族との会話も少なく
何もしないで一日中テレビの前に座っていました。
しかし、施設に入ってからは、職員とのお話や作業や
レクリエーションなどの活動に参加し、入所者の皆さんとの会話が増え
96歳で亡くなるまで認知症の進み方は家に居たときの数分の一になったと
感じています。
一人で机に向っての脳トレよりも、普通の会話や普通の作業が認知症の進むのを遅らせました。

私は鍼灸の治療にあたって30年以上になりますが
認知症の予防の秘策をいつも二つお伝えしています。
一つ目は一日に5人以上の人と会話をしてください。出来れば家族以外のかたが良いですと。
二つ目は、お金の管理は奥さんや旦那さんといった家族任せにしないで、できる範囲で自分のお財布をもって考えて使ってくださいと。
この二つを確実に実践する早道は、毎日歩いて近所にお買い物に出かけて
会話の無いスーパーレジではなく、昔ながらの商店で
今日のおすすめや調理方法などを会話をしてから買って帰るというものです。近所の駄菓子屋のおばあちゃんは毎日子供たちと会話して
お釣りの計算をしているから元気で認知症にならないのだと確信しています。
年を取ったら、だれでも認知症になります。その進み方を緩やかにするためには、家で没頭できる趣味を一つ持ち、また外に出てほかの人と会話しながら楽しめる趣味をもう一つ持つのが良いともお話しています。

脳トレは脳の機能維持の一つの方法ではありますが万能ではないようですから。

横浜南はり灸院  鍼灸師  原口 博

横浜市南区宮元町3-53-101 ご予約 045-721-2455

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