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プチ断食の効果は?

プチ断食の効果は?

プチ断食2021.9.27

 3食とり続けて、更に食べすぎたりすると、前に食べたものを消化しきれない間に次の食べ物が体内に入ってくることになり内臓は休むことなく働き続けなければなりません。

 疲れた胃や腸、肝臓などは働きが鈍くなり逆に栄養をしっかり吸収できなくなり、老廃物もきちんと排出されなくなります。腸内環境も悪化するため、免疫力が低下し、体調不良になったり、病気にかかりやすくなったりすると考えられます。

 プチ断食を行い、まとまった「空腹の時間」を作ると、休みをとった内臓は、疲れがリセットされて、しっかり働いてくれるようになり、下痢や便秘、アレルギーや体調不良なども改善されます。週に1日でも、まとまった「空腹の時間」を作れば、内臓を休ませられます。

 さらに、プチ断食によって一時的に栄養が足りなくなると、活性酸素を除去する酵素が増え、活性酸素の量が減るともいわれています。活性酸素によるがん細胞の発生、細胞の老化や病気を予防することができます。
プチ断食が体にもたらす最大のメリットは、なんといってもこの「オートファジー」の仕組みと言われています。

 オートファジーとは、細胞内の古くなったタンパク質が除去され、新しいものに作り変えられるという仕組みで、「空腹の時間」が続くと、体は生存するために、なんとか「体内にあるもの」でタンパク質を作り出そうとします。このとき、細胞が内側から生まれ変わります。これにより、がんや糖尿病をはじめとする生活習慣病、アルツハイマー型認知症、感染症などの予防や、肌や筋肉などの老化防止の効果があると考えられています。
このオートファジーのスイッチが入るまで「16時間」と考えられています。
そもそも、オートファジーは、体や細胞が強いストレスを受けた際にも生き残れるよう、体内に組み込まれた緊急のシステムです。ゆえに細胞が飢餓状態になったときにその働きが活発化するのです。

 実際には、最後に食事をしてからから16時間ほど経過しなければ、オートファジーは作動しないので、16時間の「空腹の時間」を作り、オートファジーによって細胞を生まれ変わらせることです。
プチ断食で「ものを食べない時間」を16時間作り、
・胃腸や肝臓などを休ませてあげること
・脂肪を燃焼させ、減らすこと
・血液の状態を改善させること
が目的です。

 「16時間も!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、睡眠時間とうまく組み合わせることで、無理なく実行していただけるはずです。睡眠の前後合わせて8時間、食べずに過ごせば、16時間のプチ断食を達成することができます。
 つまり週に1回夕食をやめてみるという方法が一番現実的な挑戦方法かもしれません。また断食の難しいところは食べない事ではなく、断食後の初めの食事のとり方とその内容です。お腹が空いているからといって消化の悪いものを2食分食べるようなことは絶対に避けてください。まず白湯をゆっくり飲んで胃腸のウォーミングアップから始めてくださいね。

 実は鍼灸の治療の原理もこの細胞の修復・再生の機序を用いており、鍼やお灸で一時的に体の細胞を少しだけ傷つけてその細胞再生の際に体の自律神経の働きや免疫反応をも元に戻すように身体に働きかけるというものなのです。

横浜南はり灸院    横浜市南区宮元町3-53-101

                    原口 博

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