横浜南はり灸院は横浜市南区の鍼灸院|提携P有、日曜祝日診療|蒔田(まいた)駅 ①出口 1分|顔面神経麻痺から自律神経失調症、パーキンソンまで|1988年開業

腰痛と湿布と鍼と…

腰痛と湿布と鍼と…

s-Mロゴ

腰痛でご来院の患者様によく聞かれますのが「冷湿布と温湿布のどちらがいいのですか?」という質問です。
私は「どちらでも気持ちのいい方でいいですよ」とお答えした上で湿布についてこのようにご説明させて頂いております。

腰痛には湿布は効かない?

腰が痛くて整形外科に行きますと必ずと言っていいほど、冷湿布を出されます。
ですので痛みには湿布が効くと思い込んでいます。
しかし、日本ではとても普及している湿布ですが、欧米ではほとんど使われていないという報告もあります。
腰が痛い、そして湿布を貼ると少しは楽になります。湿布は鎮痛剤と同じだということです。
ロキソニンとかと同じです。つまり痛みを一時的に緩和させてはくれますが、腰痛の根本原因を治してくれるわけではありません。
確かに温湿布は血流を良くしてくれます。血流が良くなると、身体の内側から痛みを和らげてくれるので、痛み止めとしての効果が期待できます。ですが、その効果は一時的で冷湿布も温湿布も「魔法の薬」ではなく一時的に痛みを緩和させる対処療法でしかありません。

『腰痛は湿布で根本的な改善はされない』

全ての腰痛に湿布が効かないのではなく、痛い部分に「炎症」が起こっている場合には効果があります。
「筋肉や靭帯が損傷したため炎症が起きている」場合の腰痛は、湿布に含まれる「消炎鎮痛剤」の効果によって、炎症を抑え痛みが消えることがあります。
逆に「湿布が効かない」腰痛はというと、いわゆる「慢性的な腰痛」です。慢性的な腰痛は、筋肉などに強い「炎症」が起こっているのではありませんから、湿布を使っても効果はある程度にとどまります。

それでは冷湿布、温湿布を使わない方がいいのか?

当院では、治療の最後に冷湿布を貼ることがあります。そのねらいは
やはり炎症がそれ以上広がらないようにすることと、もう一つ「テーピング効果」です。
皮膚に何かが密着していると痛みの原因が内部でも、皮膚のねじれや伸縮を湿布で抑えることで痛みの「出始め」を抑制する効果があります。しかしそれでも温湿布はほとんど使いません。理由は温湿布のトウガラシ成分は実際には皮膚温度を上げるわけではなくいわゆる、ヒリヒリするだけだからです。また冷湿布をまじめに長期間貼り続けると抗炎症剤によって皮膚の色は悪くなり新陳代謝が阻害されマイナスの方が多くなってしまします。

だらだらと湿布に頼るのではなく、慢性腰痛には一度、鍼の治療をご検討ください。

横浜南はり灸院 
神奈川県横浜市南区宮元町3-53-101
予約☎ 045-721-2455

powered by HAIK 7.6.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional