心臓マッサージの知識
心臓マッサージの知識
今日の産経新聞のLIFE医療欄を読んでいて大変勉強になりましたのでシェアーしたいと思います。
大相撲巡業で地元市町が倒れ、すぐに女性が土俵に上がって心臓マッサージをして救命されたというニュースを覚えていますか?
あのニュースを見たときに思ったのは、すぐに心臓マッサージを始めるのは
かなり高度な判断が必要ではないのかと・・・
しかし今日の記事によると
1 肩をたたき、大きな声で呼びかける
2 返事がなければすぐに119番通報する
3 AEDを探してもらう
4 その間に呼吸を確認する
・呼吸がない
・正常ではない
・呼吸があるかどうか分からない
そして上記いずれの場合も、直ちに「心臓マッサージ」を始める
と書いてありました。
私は昔、救急法の講習を受けた事がありますが、その時は確か「呼吸がない」ことを確かに確認してからでないと、自発呼吸と心臓マッサージが重なると良くないと教わったような気がします。
しかし、現在の日本蘇生協議会のガイドラインでは
「心停止が分からなければ押していい」となっているそうです。
やるかどうか、迷うという場合は
とにかくやるのが先だそうで
もし心肺が動いていて心臓マッサージが不要ならば倒れている人は
胸を押す手を無意識に振り払おうとするなどの反応があり
その時は心臓マッサージを中止すればいいそうです。
呼吸の確認に時間をかけ過ぎると心臓マッサージの開始が遅れてしまい
救命率を下げてしまう結果につながるそうです。
心停止後の救命率は5分後には50%に下がるので一刻も早く心臓マッサージを開始しなくてはいけません。
AEDが見つかるまでの間や救急隊が到着するまでの数分が非常に大事な時間となるようです。
(追記)
心臓マッサージは胸の中央の骨(胸骨)に手のひらを重ねて当て、真上からしっかり、大人なら5㎝程度押す。
テンポは童謡「うさぎとかめ」の「も・も・か・よ」のタイミングで押すと、1分間に100~120回にちょうど合うとありました。わかりやすい!
横浜南はり灸院
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